madonna.comがAjaxを採用
Madonnaの公式サイトが、リニューアルを機にAjaxを本格採用している。
madonnna.comにアクセスすると、ほぼ全てがDHTMLだけで構成されたページが、新曲の「Hung Up」の大音量とともに現れる。ページ読み込みの際の「パチパチ」感はぬぐえないが、従来のFlashのような「Loading」のゲージにイライラさせられることもなく、比較的短時間でロードが終了する。
ロードが完全に終了した後の動きは、さすがAjaxということもありサクサクしていて軽快だ。特に右下の「disco」ボタンをクリックすると、ミラーボール効果が適用されるところなんか、とても面白い。
しかし、現時点でいくつか問題もあるようだ。Firefoxの最新バージョン(1.5)で見たところ、ページ上部のナビゲーションバーが機能しなかった。madonna.comともあろうサイトが、Firefox上での動作確認をしていないとは思えないので、もしかしたらFirefox1.0系では正常に動作していたのかもしれないが、アップデートをしてしまった今では確認する術を持たない。
試しにIEで見てみたら、どこも問題なく動いた。アルバムの曲切り替えも結構スムーズだ。お金の無い人は、このページをずっと開いておくだけで最新アルバム(Confessions On A Dance Floor)の曲は全て聴けるので、少々お得かもしれない(そんなめんどくさいことをする人もいないだろうが)。
また、Madonna Taggingもかなり面白い試みだ(こちらはFlash)。これはFlickrのように、ファンから集めたMadonnaの写真にTaggingを行っていくというもので、数が集まってくればそれなりにインパクトのあるページになるのではなかろうか。この辺りは、Web2.0をかなり意識していると思われる。
徐々にだが、Web2.0に移行するサイトが増えてきている昨今、Flashゴリゴリのサイトはもはや時代遅れとなっていくのだろうか。Adobe&Macromediaの今後の戦略に注目だ。