Hotmailの転送サービスが有料化

Hotmail to wean users from free export tool [CNET News.com]

As many as 18 million Hotmail subscribers will be weaned Monday from a free service that lets them export e-mail to another mail client, under Microsoft MSN's new spam-fighting plan.

ちょっと古い記事ですが、気になったので。Hotmailをブラウザでみるのは重いし、手順が面倒だという人の多くは、OutlookExpressやOutlookで直接メールを受信する設定をして利用している(私も含む)。つまりは、そのサービスが有料会員に限定されてしまうわけだ。私見だが、ひじょーに困る。

私のところももそうだが、世界中にはまだまだインターネット環境が劣悪な状況にいる人は多いはずだ。回線速度が著しく遅い場合には、必要最低限のデータだけをダウンロードするというネットの使い方が普通であろう。なので、Hotmailを利用する場合も、ローカルのメーラーHotmailの受信設定をして、メールのデータだけシンクロさせるという方法をとるのが、こういう環境にいるユーザーのスタンダードだろう。ブラウザでHotmailを見るなどの行為は、大量の画像のダウンロードや、お目当てのメールデータにたどり着くまでの手順の多さからして、パケット的に無駄だらけといえるからだ。

もちろんHotmailをメールクライアントで受信するメリットはそれだけではなく、Hotmailのサーバ上にあるメールデータをローカルに保存できるというメリットもある。

Microsoftの見解では、「スパムの撃退」が大義名分らしいが、そこはサービスそのものの有料化という安易な方法で対処するのではなく、技術面でどーにかしてほしかった。