断水

昨日から2日連続で断水が続いている。外はこんなに雨なのに・・・。

普段当たり前に使える水が出ないと、こんなに困るものなのかと感じた一日だった。

朝起きて、
トイレに行く → 流せない
コーヒーを飲む → 飲めない
顔を洗う → 洗えない
歯磨きをする → 磨けない

昼休みに帰ってきて、
洗濯をする → できない
トイレに行く → 流せない&溜まってくる

夕方になり、
米を炊く → 炊けない
風呂に入る → 入れない
トイレに行く → 流せない&エラいことになってくる。。。

という、出来ない尽くしである。

しかし、これだけの行為をするために、毎日何時間もかけて水を汲みに行く人々がいるのも事実である。フィリピンでも実際に、ルソン島の北部で毎日2時間かけて水を汲みに行かなければならないという村がある。

ちょうど今、日本のNGOと協力隊員の有志で、その村に水を引くための活動が行われている。具体的には、一番近くの川からその村まで水道管を通すというもので、全て手作業による工事だ。数キロにも及ぶ水道管の貫通作業は途方もない労力を要すると思われるが、村民が毎日2時間を他の労働に充てることができるようになれば、幾分かは生活が楽になるのだろう。

結局うちの断水は、近所の子供がいたずらして、水道の元栓を締めていただけだった。だが、一時的にせよ「水のない生活」を味わえたのは、自分的に非常に有意義だったように思う。