Boot Camp

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アップル、「Boot Camp」を公開--Intel MacでWindows XPが利用可能に - CNET Japan

アップルコンピュータは4月5日、IntelベースのMacでWindows XPの利用を可能にするソフトウェア「Boot Camp（ブートキャンプ）」のパブリックベータ版を発表した。同ソフトウェアは現在同社のウェブサイトからダウンロードできる。
去年6月、Apple の PowerPC から Intel プロセッサへの移行計画が発表されたとき、「Apple が本格的に自社のハードに Windows を搭載できるように方向転換を始めた」と、しばらく話題になったものだ。

その後、Apple は Intel ベースの Mac における Windows のブートについて、明確な立場を表明してこなかった。しかし今年はじめに、Intel Core を搭載した iMac が発売されて以降、一部の熱狂的なユーザによって「XOM」などのブートツールが公開されるなど、Windows on the Mac に対するユーザの関心は最高潮に高まっていた。

そこにきて今回の Apple の大発表である。全てが計算済みだとしか思えないタイミングでの「Boot Camp」の公開には「やられた」としか言いようがない。

しかも、各方面のレポートを見る限りでは、製品の完成度にも問題はないようだ。XOM で指摘されていたライセンス問題やドライバー不足によるサウンドの問題なども解決されており、初回の発表にしてそこそこの実用度をもった製品に仕上がっているようである。

ここにきて、Apple による Windows ユーザの引き込み作戦がボディーブローのように効きはじめている。iTunes の Windows 対応も、Intel チップの iMac 発売も、全ては「Windows ユーザの略奪」という大きな野望を実現するための伏線だったとすれば、これほど緻密にして計算高い企業もないだろう。もはやユーザは Apple 側の発表に一喜一憂するしかなく、むしろそれを楽しみにしているかのような流れさえ生まれてきている。

さてこうなると、今年8月に開催予定の Worldwide Developers Conference（WWDC） の動向が気になるところ。次はいったい何を出してくるのだろう。

Apple - Boot Camp
http://www.apple.com/macosx/bootcamp/
OnMac.net: Windows XP on Intel Macs
http://onmac.net/
パソコン史に残る一大事件! MacでWindowsが“快適”に動く『Boot Camp』の秘密に迫る
http://ascii24.com/news/i/soft/article/2006/04/06/661552-000.html
アップル、「Boot Camp」を公開--Intel MacでWindows XPが利用可能に - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20100363,00.htm?ref=rss