STI

STI(sextransmitted infection:性感染症)についての講義があった。

残念ながら、JICAで派遣される協力隊員の中で、過去に性的接触が原因によるHIVに感染した人も居るとのことで、その啓蒙の意味もこめて今回の講座が開かれたようだ。

海外のODAでは、現地事務所に必ずコンドームが設置してあり自由に使っていいようになっているとのこと。これは、現地での性的接触を容認しているのではないか、という議論もあるが、現地の信頼出来ないコンドームを使用することによる感染のリスクを考えれば、どちらが正しいとも言いがたい問題である。

今回の講師の方も、JICAの現地事務所には日本製のコンドームを常備した方がよいという意見の持ち主だったが、日本の慣習からして難しいのだそうだ。人間の本能をコントロールするのは難しいので、そのような行動に出ることを前提とした対応の方が現実的であるという講師の考えには賛成である。今まで深く考えたことのなかったトピックなので、新鮮な気持ちで話を聞くことが出来た。今一度自分の中でも意見を整理したいと思う。