豚の塩漬け

さーて今日は、ものぐさな独身男性にとって大変便利な「塩豚」を紹介するよー。

blog-photo-20060304.jpg塩豚と一言で言っても、ヨーロッパの伝統的な保存食である「プティサレ」や、沖縄料理の「スーチカー」など色々あるんだけど、基本的な作り方はほとんど一緒。最悪「塩」と「豚」さえあればできちゃいます。

で、この塩豚のいいところは、かなり長期間の保存がきくという点。一回作ってしまえば1〜2週間は保存可能なので、しばらく肉の買出しをする必要がなくなります。そしてなんと言っても、塩漬けにすることで「旨み」と「歯ごたえ」が増しまくります。しかも料理の応用方法は様々なので、毎日使っても飽きがきません。さらにさらに、日曜日に庭先でスモークなんて焚いちゃえば、自家製ベーコンまで作れちゃいます。(←作ったことないけど)

そんなこんなの理由により、大学時代から今に至るまで、ものぐさな私の食生活を支えてきた塩豚の作り方を、誰に頼まれたわけでもないのに勝手に公開しちゃいます。

まずは材料。

・ 豚バラ肉の塊 - 1kg
・ 塩 - 300g
・ 砂糖 - 100g
ローリエ - 数枚
・ タイム - 数枚

これが理想形なんだけど、最悪豚肉と塩だけでもOK! (個人的にはタイムは必須)

豚肉は思い切って1キロ買っちゃいましょう。普段肉屋で「えー、、、200グラム」とかケチケチしたことを言ってるそこの君、今回ばかりは「オヤジ、1キロくれぃ!」と大きな声で言ってみましょう。肉屋のオヤジも「こいつ、素人じゃねーな・・・」と思って、サービスしてくれるはずです。保存もきくので、最初にまとめて大量に作ったほうが、後々楽チンだしね。

で、作り方。

1. 豚肉をよーく洗い、水気をふき取る
2. 塩、砂糖、ローリエ、タイムを混ぜ合わせて、豚肉にすり込みまくる
(風呂場でお腹の塩もみマッサージをするイメージで)
3. タッパーに入れて冷蔵庫で一晩寝かせる
4. 翌日、水分が大量に出てるので、それを捨てる

以上。ね、簡単でしょ?

で、基本的に一晩漬ければ十分おいしい塩豚が出来上がるわけだが、3日、4日と漬け込む日数を増やしていけば、さらに味が凝縮されていきます。ただ、その分塩辛さも増していくので、料理する前に塩抜きをする必要が出てきますが。ま、その辺の話はおいおい。

では、うちの塩豚もいいころあいになったことだし、明日あたりから不定期で、塩豚を使ったおいしい料理を紹介していこうと思います。以下は、全て私のお気に入りレシピです。

次回以降の連載予定 (あくまで予定。塩豚がなくなり次第終了。)
あら簡単! 塩豚とキャベツのさっぱり煮
秘伝の鍋! 塩豚と白菜の重ね蒸し
「ピリピリッ! 塩豚とレタスのペペロンチーノ」
「本格中華! 角切り塩豚のチャーハン」
「元祖男料理! 塩豚の網焼き」

# 写真は丸一晩寝かせたあとの様子。

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