違法ソフト撲滅?!

フィリピンの違法ソフトウェアを取り巻く環境に動きがあった。

先週の金曜日から、NBI(National Bureau of Investigation)やPNP(Philippines National Police)による全国一斉抜き打ちチェックが行われているのだ。フィリピンのコンピュータ技術隊員の間でも、先日からこのことが話題になっている。

それにしても、同じフィリピン国内と言えど様々な対応の仕方があるもんだ。きちんとライセンスを買うところ、Linuxに一本化するところ、そしてウチみたいに開き直る?ところ。。。

フィリピンの違法ソフトの問題については、赴任当初から色々と悩まされ続けてきた。フィリピンのIT社会を担う存在の最高教育機関でさえ、海賊版ソフトウェアが堂々と使われている。1年前はこのことについて憤りを感じ、正直職員との間に溝が生まれた時期もあった。

しかし最近では、違法であろうとなかろうと、その使い方を覚えて金を稼げるくらいまで技術力を上げることのほうが先決だと思ってきた矢先の出来事だったので、嬉しい反面、拍子抜けした感じだ。

この先どういう方向に動くかは分からないが、これを機に「フィリピンのLinux立国化」なんて目指してみてはどうだろう?Windows買う金無いからLinux使う→世界有数のLinux技術立国となる、という安易な発想なのだが、他にはそういった国はないので、今がチャンスかも?!

NATIONAL BUREAU OF INVESTIGATION
http://www.nbi.doj.gov.ph/

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