無謀な映画鑑賞

フィリピンでは、日本よりも最新映画が早く配信される。

先週の日曜日に、久しぶりに近くのスーパーの最上階にある映画館に映画を観に行った。観たのは、日本ではまだ公開されていない、「SECRET WINDOW」という映画で、Stephen King原作の最新ミステリーだ。

作品自体はおもしろかった・・・はずだ。というのも、英語力が豊かでないくせにミステリー映画を字幕無しで観て、完全に理解できるはずがない。字幕版で観ても難解な映画なのに。。。帰宅後、ネットで映画のオフィシャルサイトを訪れ、ストーリーを確認しながら、「へぇー、そうだったの?」と一人で事後納得していた。

アニメ映画やアクション映画は、字幕無しで観ても比較的楽しめる。しかし、ミステリー映画はしばらく止めておこう。自分の英語力に納得がいくまでは。。。

それと、フィリピンの映画館で特徴的なのが、映画の上映前に必ず国歌を歌うことである。定時の5分くらい前になると、国歌のテープが流れ、観衆は一斉に立ち上がる。そして、右手を左胸にあてながら、国歌を「ちゃんと」歌う。「ちゃんと」というのは、前のシートに足を投げ出してすんごい格好で座っている人や、映画館を自分の部屋と間違えていると思われるバカップル達もが、国歌の伴奏が流れはじめるや否や、一斉にピシっとするからだ。日本では国歌問題が解決の糸口を見出せないまま難航状態にあるが、少なくともフィリピン人は、自国の国歌に対して誇りを持ってしっかり歌っているという印象を受ける。

メロディーもなかなかいい感じで、自分も「national anthem, stand up.」という号令がかかると、自然に起立して、胸に手をあてて歌うようになってしまった。フィリピン国歌については、こちらのサイトで、歌つきのMP3が視聴できるので、興味のある方はお聴きください。