台風接近中

フィリピンは、台風の量産地として有名である。

日本を直撃している台風達も、正真正銘のフィリピン産だ。フィリピンのはるか東、西太平洋海域では、6月から12月にかけて熱帯低気圧が多発するエリアである。発生した熱帯低気圧は西に進んでいき、フィリピンを通過してインドシナ半島に進むものと、進路を変えてフィリピンを直撃するものとがある。

フィリピン気象庁は、これらの熱帯サイクロンを風速によって、「熱帯低気圧」「熱帯風」「台風」という区別をしている。ビサヤ諸島より北のエリア(私の活動地であるルソン島も含む)は、熱帯サイクロンの通り道に位置するため、年に20本もの熱帯サイクロンが直撃し、大雨と強風をもたらす。熱帯サイクロンが発生した場合は、テレビやラジオでアラートが発令され、時として学校や会社は休みとなる。

台風だけでなく、地震や火山の噴火など、自然災害の多い国だ。常に最新情報に注意し、自分の身は自分で守らねばと思う今日この頃である。