北ルソンの旅 - バナウェ編

banaue2日目
サガダ→(1時間)→ボントック→(3時間)→バナウェ

この日は朝6時に出発してバナウェを目指した。途中にあるボントックという町でバスをゲットするためにジプニーでしばしの移動。途中インチキドライバーのおかげで数時間のロスタイムはあったものの、お昼過ぎにはなんとかバナウェに到着。

が、バナウェはあいにくの雨模様の上に、霞がかかって風景が全く見えない状況。バナウェの見所は、世界遺産に指定されているコルディレラの棚田群(Rice Terraces of the Philippine Cordilleras)(写真がその棚田)なのだが、この天候ではまったくもって来た意味がない。。。とはいうものの、何もしないのはもったいないので、取り合えずビューポイントまで登山をしてみることに。

登山口までトライシクルで1時間の道のりなのだが、これがまたすごい悪路。大雨が降ってぬかるんでいるため、いつ転倒してもおかしくない状況なのだ。実際、道中の大きなぬかるみにトライシクルがはまってしまい、みんなで押しながら進むというサバイバルな旅となった。

登山口に着いたころには、運よく雨があがり、順調にビューポイントへと行くことが出来た。といっても往復2時間の道のりだ。もちろん平地ではないのでアップダウンが激しい。どうやら今回の旅は体力が勝負らしい。

最終目的地のビューポイントに着いたころには、既に夕方4時近くになっていて、我々がその日の最後の観光客となってしまった。道中に立ち並ぶおみやげ物屋のおばちゃん達が、往時ですれ違う際に、「今日は向こうで泊まりか?それとも戻ってくるのか?」とみんな聞いてくる。どうやら戻ってくるなら、店を開けとくけど、そのまま宿泊するならさっさと店を閉めたいらしい。山道を苦労して登っている最中にお土産を買う気になんて全くならないのだが、ウソをつくのも何なので、「戻ってくるよ」と一言告げながら歩いていった。しかし、ビューポイントからの帰り道、復路を必死に歩き続ける我々が、おみやげ物屋のおばちゃん達と会話を楽しむ余裕があるはずもなく、ほとんど無視に近い状態でスルー。わざわざ開けて待ってくれてたのに、ごめんよ・・・。けど、何よりもここでお土産物を売ってるおばちゃん達が間違ってるんだよ。。。次回行く機会があったら、是非ともそのことを教えたい。

ビューポイントでは、霞も思ったより少なく、見事な棚田の風景を見ることができた。ということで、なんとかバナウェでの目的も達成できてよかったよかったというところだ。その日は疲れきっていたので、とっとと宿に戻り、飯を食らって即寝でした。

#ちなみに今日は「万聖節」(All Saints Day)で祝日です。
#死者を祭る日なので、日本で言えばお盆にあたるのかな?
#バスの車窓から見えるお墓も、みんなキレイな花で飾られていました。

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