Look & Feel は大事

最近よく思うこと。「カッコイイことは重要だ」

先日 idea*idea に掲載されていたサイボウズラボの新オフィスについてのこちらの記事をみてたら、「やっぱりイイものに囲まれてると、仕事はかどるだろうな」って思った。

これは、別にオフィス環境に限ったことではなくて、コンピュータの中のソフトウェアだったり、ステーショナリーであったり、通勤に使う自転車であったり、つまり自分を取り囲む全てのものを指してそう思うのだ。

いくらおいしい料理でも器がプラスティック皿だとなんとなく味気ないし、いくら馬力のあるバイクでも見た目がダサダサだと乗ってて気持ちよくない。また、いくら便利なアプリケーションでもインターフェースが使いにくければ辟易するし、いくら優れた論文でも文字が異常に小さければ読む気が失せる。

つまりは、いくら機能がすぐれていてもデザインがダサダサでは画竜点睛を欠くということを言いたいのだ。

しかし、「見た目より中身が大事」とかいうコンテキストが一人歩きしている昨今では、デザイン性が軽視されてるなぁと思う場面にしばしば出くわす。

ブログなんかがいい例で、とてもいい文章を書いてるのにデザインがダサダサなために読む気をなくしてしまうということがたまにある。これはすごいもったいない話で、せっかくの読者をみすみす逃してしまうことになる。

「重要なのはデザインではなく文章の中身だ」っていうのが大多数の同意を得られる意見なんだろうけど、自分的には「文章 > デザイン」ではなく「文章 = デザイン」くらいの重要度を与えられてしかるべきだと思う。これは等価であることに意味があって、「文章 < デザイン」でもよくない。いくらデザインが優れたブログであっても、文章が稚拙であれば同じく読者を失うことになるからだ。

日本にはグッドデザイン賞ってのがあるけれど、あれも単にデザインが美しいというだけではダメで、「品質の良さ」「使いやすさ」「商品としてのバランスの良さ」が備わってないと審査を通らない。つまり、本当にいいものとは「デザイン」「機能」がともに優れたもののことを言うのだろう。

「健康な肉体は健康な精神に宿る」のと同様、「優れた機能は優れたデザインに宿る」のだと思う。

最後に、美しい画像を掲載しているサイトをご紹介。
美しい画像を見付け次第メモする

March 21, 2006 追記
私とは全く違った見解を発見したので紹介しときます。

煩悩是道場 - ブログの見た目ってアクセス数に影響あると思う?
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20060320/web060320

March 28, 2006 追記
Appleはなぜイケてるか - Speed Feed [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
http://blogs.itmedia.co.jp/speedfeed/2006/03/apple_0fbd.html?ref=rssall

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