人形劇公演

パンガシナン州にあるCFFという施設で人形劇公演をしてきた。

このCFF (Caring for the Future Foundation)は、虐待や家庭環境から受けた精神的な痛みを抱えている子供たちのための児童養護施設として、2001年に開設された。施設の運営は、ワークキャンプ(施設の増築・改修などを、現地の人々と共に行う)やスタディーツアー(フィリピンの教育や文化などを学ぶ)などによる収益金や寄付金によりまかなわれており、現在12名の子供が生活している。

パンガシナンにあるCFFの子供の家は、南シナ海に面した小高い丘の上にあり、自然環境抜群のすばらしい場所に立地している。我々人形劇団は宿泊客の為に用意されているコテージに泊めて頂いたのだが、海や田畑が見渡せ、夜には夜景まで見えるという環境に感動しまくりだった。

今回は、我々が行う人形劇やマジック、ダンス指導の他に、施設の子供たちが出し物を用意してくれていた。Hiphopの音楽に合わせてダンスを披露してくれたのだが、とってもキュートで上手だった。また、我々が行うマジックショーのときにも、CFFのスタッフが参加してくれたのだが、とても素人とは思えない巧みな演技力でみんなをびっくりさせた。

この施設の子供たちは、スタディーツアーにやってくる日本人に慣れているため、英語がとってもうまい。私が子供たちにつたないタガログ語で喋ってると、ひとりの男の子が「俺がタガログ語を教えてやる」と、上手な英語でタガログ語を教えてくれるのだ。これでは、どっちが大人かわからない。。。

たったの1泊2日だったが、なんだか1週間くらいいるような気にさせる、充実した公演旅行だった。

CFF(Caring for the Future Foundation Japan)
http://www.cffjapan.org/

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