くわずいも
我が家に芋がやってきた。
けど、これ食べれないんです。なぜならば「くわずいも」っていう芋だから。なぜ食べれないかって？それは「有毒」だから。けど、もちろん食用のために買ったのではないからいいんです。あくまで観賞用。
フィリピンから帰国して約1ヶ月、急激に緑を見る機会が減りました。その影響なのかどうかわからんが、街を歩いているとき、軒先の鉢植えやマンションのベランダに置いてある観葉植物が目についてしょうがないんです。また、今住んでいる早稲田には意外にお寺が多く、ついついふらっと立ち寄って、ひぐらしの鳴き声に耳を傾けたりなんかしちゃってます。
デパートに買い物に行っても、洋服や地下の食料品なんかには目もくれずに「青山フラワーマーケット」に直行。買う、買わないは別にして、マダム達に混ざって食い入るように観葉植物を見続ける今日この頃です。
フィリピンにいるころは当たり前のように目にしていたマンゴーやココナッツの樹、そしてバナナの幹などの緑。そういった自然が急に自分の目の前から消えたことで、どうやら少し息苦しい思いをしていたようです。酸素不足ってやつですかね？自分でもつい最近まで気がつきませんでしたが。
我が家に「くわずいも」が来てからというもの、一人椅子に座り、にたーっとしながら芋の葉っぱを飽きることなく眺めております。緑は偉大ですなぁ。ただそこに居るだけで人を癒す力を持っているなんて。
