雨季の訪れ

数ヶ月ぶりに雨が降った。

夕方、晩御飯を作っていたら、外から久しく耳にしていない音が聞こえてきた。しとしとしとしと・・・・・。「おぉ、雨だ!」と思い、すぐに外に飛び出してみた。そうすると、ごくわずかな量だが、確実に一滴一滴空から舞い落ちてきては、カラカラに乾いた土にしみこんでいっている。

空気中に舞っている砂埃や排気ガスなんかも、降り注ぐ雨に包み込まれてキレイさっぱり消えていく。おかげで空気がとてもいい匂いになるし、暑さも若干和らぐ。グッドジョブ、雨。

「雨の写真でも撮ろう」と思い立ち、デジカメを手にして再度外へ。トタン屋根を打ち付ける雨粒や、木々にしたたる水滴をバシバシと撮影して、家に戻る。早速パソコンに取り込んで確認してみたのだが・・・・・。

白い、白い!、これも白い、これも、これも、、、、全部白いーーーーーーーーー!!!!

つまり、デジカメ壊れちゃいました。

撮影した写真全てに白い陰と無数のラインが刻み込まれ、まったく見れたもんじゃない。

帰国まであと2ヶ月なのに。ここで壊れるかよ、おぃ・・・。日本に送ってメーカー修理?って、カメラが戻ってきた頃には、俺はもう日本だ。

雨が降ったことはとてもうれしいのだが、それを帳消しにするくらいデジカメが壊れたことが悲しい。。。

兎にも角にも、雨季がやってきた。