酷暑

フィリピンは夏真っ盛り。

「フィリピンって一年中夏だろ」と突っ込まれるかもしれないが、それでも「涼しい時期」と「暑い時期」の区別くらいはある。そして4月から5月にかけてのまさにこの時期が、フィリピンが一年中で最も暑くなる季節なのだ。

先日フィリピンに赴任したばかりの隊員たちは口々に「暑い・・・」と言いながら、ぐだぐだと汗をかいていた。比較的すごしやすい季節の日本から、突然真夏のフィリピンに送り込まれたら、そりゃ誰でも暑くてやる気がうせるだろう。

また逆に、帰国を直前に控えた隊員達は、マニラで必死になって長袖を買い求める。「日本って寒いんだべ?」と、まるで氷点下の北極に強制送還されるかのような怯えようで、見てるこちらまで「寒さで体を壊さないように」と励ましたりしてしまう。

一般的には、協力隊の2年間を熱帯地域で過ごした隊員は、体中の毛穴が開きまくっていて、寒さに対して人一倍敏感になるらしい。日本で生活している人が薄手の服で十分だと思っている気候でも、灼熱の地域から帰ってきた隊員にとっては冷蔵庫のようなもの。それほど体が「熱帯モード」になっちゃってるわけだ。

しかしだ。それにしても最近暑すぎる。グダグダと暑い。昼間なんか意識がもうろうとしてしまい、何もする気が起きない。はやく雨季が来ないかな。。。