団塊の世代から見たライブドア

1月19日付・一日一言 - [四国新聞社]

財界をはじめ、鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように彼への批判が相次いでいる。分からなくもない。「人の心はお金で買える」とうそぶき、マネーゲームで大金を稼ぐ。しかも旧世代には苦手なITの住人。たまらない存在だったのだろう。何しろ彼はネクタイをしない。

「まったく最近の若い者は」と言っているオヤジ達も、若い時分にはこういう小言を言うオヤジ達を疎ましく思っていたはずだ。

次の時代は既存の固定概念を破壊することからしか生まれない。別にホリエモンをかばうわけではないが、問題が表面化していないときには黙っているくせに、何か一つ過ちを犯すと「ほれ見たことか!」と、ここぞとばかりに集中リンチを食らわす。ただのイジメではないか。日頃から言いたいことがあったんなら、livedoorの業績が好調だったころからガンガン指摘しろってんだ。

日本経団連奥田会長についてもそうだ。ライブドアの好調ぶりだけをみて入会させといて、いざ不祥事があらわになると「(ライブドアの加盟を承認したことを)非常にミスった」はないだろ。

物事の真偽は自分の目で確かめ、自分の発言には責任を持つ。至極当然のことだが、これを実践するのが難しい社会になってしまったのだろうか、日本という国は。。。

もちろん、法を破って利益を得ていたのが真実であれば、当然裁かれるべきことだが。

livedoor
http://www.livedoor.com/
ライブドア加盟承認「非常にミスった」 奥田経団連会長 - asahi.com
http://www.asahi.com/business/update/0118/143.html

,