アディダスマラソン

adidasが主催するシティマラソンに参加してきた。

私の三大嫌いなもの(山芋、ノリの悪い奴、マラソン)の一つに数えられるマラソンだが、何を間違ったのか出走することになってしまった。しかし、「出場するからには本気で走るぞ!」というテンションになるはずもなく、取り合えず完走を目指してジョギング程度に走ることにした。

スタートは午前6時。早すぎだろうと思ったが、ここは熱帯の国フィリピンである。昼間にマラソンなどしようものなら、熱中症患者続出なので、朝の涼しいうちにやろうという意見には賛成である。前日あんまり寝ていないにも関わらず、4時半には起床し、5時にはドミトリーを出発した。

スタート地点に着いて、軽くウォーミングアップのつもりでランニングをしてみたが、この時点でかなり体力消耗。本当にギブ。もう勘弁してくれって感じだ。

「棄権?」という誘惑に後ろ髪をひかれながらも、ずるずるとスタート時間が近づく。5時50分頃だろうか、「あぁ、とうとう10分後には出発だよ・・・」と思っていたら、突然ピストルの音が?!みんなも慌てて走り始める。何の予告もなしに、しかも時間繰り上げてスタートするのはやめて欲しい。こっちにも心の準備ってモンがあるのだ(棄権するかどうかについて・・)。

しかし、ピストルが鳴って自分より後ろの大群がドッと押し寄せてきたので、自分も走らざるをえない状況に。あぁ、10キロという長い道のりが始まってしまった。

一緒に参加している協力隊の他の5人は、一瞬にして自分の視界から消えていった。スタート前には「2キロまで一緒にゆっくり走ろう」とか言ってた連中が、スタートした途端に即本気モードに。まぁ、すげー予想通りの展開だったので驚きもしなかったが。協力隊は協力隊同士では決して協力しないということを裏付ける出来事を前にして、小声で「みんな、いってらっしゃい」と呟き小さく手を振ってみたものの、誰も振り向いてくれるはずもなく、一気に辛い気持ちに。そして自分も走らなきゃならないという現実に気付かされて、さらに辛い気持ちのダブルパンチを食らう。

まぁ、やっぱりマラソンは大っきらいということを再確認することになったのだが、歩かずに完走できただけでも、自分的に大満足だ。さぁ、明日からは筋肉痛との戦いが始まる。。。

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