Top 10 downloads of the past 10 years
CNETのDownload.comが、10年間通算のダウンロードトップ10リストを公表した。
この企画は、CNETが10周年を迎えたことを受けて実施されたもの。トップ10には、ICQやAcrobatなどの一昔前からあるソフトウェアから、つい最近人気を博し始めたFirefoxやSkypeまで、新旧の大物が出揃った感じだ。
個人的に思い出深いのは、堂々と一位に輝いた「ICQ」だ。大学入学したてのころ、初めて買ったパソコンと、初めて契約したダイヤルアッププロバイダで、インターネットをかじり始めたのが1997年。このICQはその年にリリースされたフリーのインスタントメッセージングソフトだ。当時日本ではまだ、「チャット」や「メッセンジャー」などはそこまでメジャーではなかったので、ICQでメッセージをやり取りしてくれる友達など、ほんの一握りしかいなかった覚えがある。学生は携帯電話よりPHSの所持率の方が高かった時代だ。
あれから8年。IT業界は、多くの人が想像し得なかった大発展を遂げ、インターネットを介したリアルタイムコミュニケーションの手段は、テキストオンリーの世界から、ビデオメッセージングやボイスメッセージングなどに見られるような、限りなくリアルに近い世界へと変貌を遂げている。
CNETが発表したトップ10に、8年の歳月をかけてダウンロード1位という偉業を成し遂げたICQと、ここ1〜2年で急速に普及し始めたSkypeが同時入賞しているという事実も、昨今のインターネット人口の急増を裏付ける証拠となろう。
この事実からしても、今から10年後のダウンロードトップ10を予測することがどれだけ困難かということが分かる。IT業界は、1年先を予測することすら極めて困難な世界なのだから。いや待て、IT業界より、自分の1年後を予測するほうがもっと難しい気がしてきた。。。
以下、トップ10にランキングしたソフトウェアを自分勝手に評価します。
- 1. ICQ
- 言わずと知れたインスタントメッセージングソフト。当時はまだまだマニアの遊び道具だった気がする。昔はこぞって自分のホームページにICQを表示していたものだが、最近めっきり見かけなくなりました。 2. Winamp
- ほとんど使ったためしが無いのでなんとも言えませんが、堂々の2位にランクインするくらいなので、すごいソフトなんでしょう。。。 3. Napster
- だいぶもめましたね、このソフト。現在日本で起きてるP2P問題の元凶はここにあります。といっても、このソフトが悪いわけじゃないんだけどね。。P2P技術が普及しなければ、Skypeの登場も無かったわけだし。 4. Firefox
- 自分がInternet Explorerを使わなくなったのはいつだろうかと考えてみましたが、思い出せません。。 5. WinZip
- 圧縮解凍ツールは、日本製で上質なものが沢山あるので、WinZipにお世話になり始めたのはフィリピンに来てからです。学校のほぼ全てのPCにインストールしてあると言っても、過言ではありません。 6. iTunes
- 手放せませんね。最近もポッドキャスティングのサポートなどで、話題を呼んでいます。 7. Ad-aware
- スパイウェア問題が深刻化していることの表れですね。お父さん、怖いのはウィルスだけじゃあありませんよ! 8. Skype
- かなり世の中の遠距離カップルを助けているはず。逆にこんなもの無いほうが、うまくいってたのにというカップルもいそうだが・・。 9. RealPlayer
- ガツガツとユーザに迫ってくる感じがあんまり好きじゃないけど、まぁ当然ランクインするでしょうね、といった感じ。 10. Adobe Acrobat Reader
- 地味にランクインって感じ。あなたは縁の下の力持ちです。
Top 10 downloads of the past 10 years - CNET.com
http://www.cnet.com/4520-11136_1-6257577-1.html