Linuxセミナー(3日目)

今日はLinuxセミナーの最終日。

実習を中心にして、午後からはFinal Examも実施した。こっちの準備不足もあり、色々と不手際があったが、そこはフィリピン。みんながノリでカバーしてくれた。

コンソールで例を提示するときに、私が準備不足でもたもたしていたら、「よし、じゃあ10分間休憩にしよー!」って勝手に言い出すし(こっちとしてはありがたい)、講義に全くついていけてないおばちゃんに対しては、みんなが「あんたは今後Linux使うことないから、ほどほどにしときなー」と勝手に諦めさせるし、そしてそのおばちゃんも、「そっか。じゃあ、分かるとこだけ理解しよう」と楽観論を展開する。それはそれで問題なのだが、まぁどんな内容のセミナーでも気軽に楽しくやりましょ!っていうテンションは、日本には無いので新鮮だ。こっちとしても、いくらか気分が楽になる。

Final Examについては、少々問題が難しすぎたかなぁと反省。内容としては、教えたことそのままではなく、応用して解を導く形式にしたので、機転を利かせなければ解けないものばかりだったのだ。セミナー中のみんなの様子を見ていると、十分解けるとふんでいたのだが、ちょっと形式を変えただけでほとんどの人がギブアップ状態でした。

今日嬉しかったこと。Final Examで、カウンターパートのシェルウィンが最速かつ完璧に課題をこなしたこと。私は配属当初からシェルウィンの技術力と向上心に疑問を持っていて、最近はもっぱら他のやる気のある若手を相手に活動をしていた。しかし、今回の試験結果を受けて、シェルウィンに対する見る目が変わった。彼自身も、次期セメスターからLinuxをプラットホームにしたCプログラミングの講義を受け持つことになっており、今回のセミナー内容の重要性を理解していたのだろう。

セミナー中も、いつになく真剣な表情でPCに向かっていたし、しつこいほど質問もしてきた。私もこれからは、もうちょっとシェルウィンとの活動時間を増やしていこうと決意した次第。ある意味転機かな。

#写真はFinal Exam中の先生の様子。
#「試験結果は学長に報告するかも」という脅し文句が効いたみたいで、みんな必死です。
#(実際は報告なんてしないけど・・・)