ネットワークの再設計
今、配属先のWindowsネットワークを再設計しようと企んでいる。
今年最初に予定していたLinuxのレクチャーが、先生たちの授業時間との兼ね合いがうまくつかなかったので、夏休みまで延期となったこともあり、後でやろうと思っていたWindowsネットワークの案件を先に片付けることにした。
既存のWindowsネットワークについては、まともな管理がされていない為に、時間が経つにつれてめちゃくちゃな状態になっていくであろうことが容易に想像できる。しかも、きちんとした管理者が決められてないので、手の空いてる先生が自分のやりたいことを、やりたいように設定しているのだ。
現時点で問題視している点は、
- Windowsドメインが存在せず、全てのユーザがローカルログインしている。
- コンピュータの命名規則がバラバラ。
- Adminパスワードを、多くの学生が知っている。しかもたったの2文字!
- 共有フォルダは、誰のものでも見放題。
- プリンタサーバが存在しない。
特に、命名規則については、見てて笑ってしまうものも多い(笑っている場合ではないが。。)例えば、
- NearDoor(たまたま、入り口のドアに一番近いところにあるPCだから。)
- Five(連番でコンピュータ名を決めていた頃の生き残り。)
- Legaspi(フィリピンの地方都市の名前。いわゆる都市名シリーズだ。)
- Lab-1(Laboratoryの1台目のPCという意味)
今考えているのは、ActiveDirectoryの構築だが、移動プロファイルを使えるような安定したサーバはないし、ネットワークも不安定だ。だとしたら、最低限ユーザ管理くらいはしたいと思うのだが、果たして全ての先生・学生が自分のIDとパスワードを管理できるのか?という疑問が残る。
やっぱり行き着くところは「コンピュータリテラシー」の問題だな。リテラシー教育は、時間がかかるし、すぐに効果が形になって表れるものでもないので、非常に難しいが、少しずつでもやっていくしかない。残された時間は、あと1年半!