日々飲む
「niko!飲むぞ!」
いつものように、お隣のkuya(タガログ語で、「兄」の意。お兄さん的存在の人を呼ぶときの敬称としても使う)が、うちのドアをガンガン叩く。はいはい、今行きますよ。
特段断る理由もないので、いつもホイホイとついていく。昨日も一昨日も一緒に飲んでいたので、3日連続だ。クリスマス休暇に入ったので、ウハウハなのだろう。
いつもは家の庭で飲むのだが、今日はどこかへ出かけるらしい。「どこいくの?」と聞くと、「ビデオケ(日本のカラオケ)」と一言。今日は歌を歌いたい気分らしい。ついて行くと、いつものおっちゃん連中が既にできあがっていた。
「nikoも歌え」と言われたので、しぶしぶフィリピンのポップスを歌った。数少ないフィリピノソングのレパートリーの中から、おじさんウケする歌を探すのも大変なのだよ。
しかしまぁ、おっちゃん達と飲むのは楽しい。日本で中年サラリーマン達と一緒に飲むのと、基本的には変わらない。自分は20代半ばなので、いつもペイペイ扱いだが、それでもかわいがってくれるのでありがたい。ただ、必要以上にフィリピン人女性を斡旋しようとするのだけはやめて欲しいが。。。