グリッドの良い使い方(考え中)

広島大、昼夜でWindows/Linuxを入れ替えるグリッド構築 [slashdot.jp]

広島大は教育用コンピュータ500台を用いたグリッドコンピューティングシステムを導入したようだ。このシステムで興味深いのは、昼と夜でOSが入れ替わる点にある。 昼は学生が使いやすいようにWindowsを、夜は研究用ソフトや並列処理の実装が多いLinuxに切り替わるようだ。

夜間のOS切り替えをどのように行うのかについて、色々な憶測が飛んでいますが、私も大半の方の意見と同様、クライアントをPXEブートに設定して、grubのイメージを送りつけるという形を取っていると思います。それが一番現実的で簡単かと。

そういえば、グリッドコンピューティングに関連して、以前2chでも興味深い使用方法が話題になったことがあります。

白血病解析プロジェクト@Team2ch

http://p-q.hp.infoseek.co.jp/

お医者センセー(紹介用のFlash動画)

http://www.xowox.com/shiraneeyo/flash/oneforall.html

簡単に説明すると、白血病の特効薬を開発するためのグリッドコンピューティングです。白血病の特効薬を作る為には、白血球の進行を促進するタンパク質を特定する必要があり、米国立癌研究財団だけでこの計算を行ったとすると、その解析には約2740年かかってしまうとのこと。そこで、グリッドが活躍するというわけですね。

世の中には、この他にもSETI@home(地球外生命体からの電波を探索する分散コンピューティングプロジェクト)とか、興味深いものも沢山ありますが、何かこう、もっと「これだっ!」という使い方があるような気がしてならないのです。(上述のような利用方法ももちろん有用だとは思いますが)。何かと言われれば、パッとは思いつかないのですが・・・。とにかく、とても画期的な使い方を思いつきそうなんです。けど、きっと思いつかないので、今日はビールを飲んで寝ることにします。。。