「たこ」と「たご」

東北弁の新境地を味わった。

宮城県の県北の友達と会ったときのこと。彼女が突然「あ、あのタコかわいぃー」と言い出した。思いっきり車に乗って道路を走行中である。ここは海ではないことは明らかなのだが、確実に彼女は「タコ」と言った。

どういう意味?と聞くと、彼女の住んでる地方では猫のことを「タコ」と言うらしいのだ。確かにそのとき、道路にはかわいいネコが寝転んでいた。それでは、本物のタコ(蛸)は何んて言うのと聞くと、「タコはダコだぁ」とのこと。つまり、タコはタコではなくダコなのだ。。。

なんてややこしいんだ、東北弁!タコはタコで、ネコはネコでよいではないか!と言いたかったが、彼女にとってタコはダコなのだからしょうがない。郷に入れば郷に従え、だ。後残りわずかな仙台生活では、ネコはタコと呼ぶことにしよう。