テスト

何歳になっても「テスト」という言葉には嫌気がさす。

小学校の九九のテストから始まり、高校・大学受験の入試、そして会社に入ってからは情報処理試験やらTOEICやら・・・。なんだかいつもテストをしている気がする。普通のペーパーテストだけならまだいいのだが、SEには職業上、システムテストたるものが存在する。

詳細化すればキリがないが、プログラムテストやらシステムテストやら結合テストやら・・・、とにかくSEは一年中テストと関わっていなければならないのだ。こうも毎日「テスト」という言葉を聴いていると、まるで今の自分の人生がテスト期間中で、生まれ変わってからやっと本番の人生が送れるんだー、っていう錯覚に陥ってしまう。

ユーザに売るものに対しては、会社として責任を持たなければならないんで、きちんとテストすることは大事である。しかし、自分の人生くらいはテストなしで突進してみたい気がする。人生って凄まじい速さで展開されるダイナミックなものだと思うから、石橋をたたいてわたるような「テスト人生」を送っていては、機を逃しかねない。